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近代銭の手替わりを紹介します。

尚、このページで掲載されているコインにつきまして、
ひさきゅうさんのことを受け、掲載中止をご希望の収集家の方は、
お手数お掛けいたしますが、メールフォームよりご一報下さいませ。

R子



明治22年一円銀貨 大頭二

22年の二の字体は細い正二ですが、
左側の 字体だけが23年タイプの大頭二になっている希少品です。
RW氏所有品。

ちなみにこの品はPCGSでMS61の評価でした。
明治38年一円銀貨 小八
PCGS MS62

久しぶりに“小八”を入手しましたので、復活させました。

この手替りは“八”の字が明治28年円銀の“八”の字と同じタイプの稀少品です。


明治6年五十銭銀貨 年の字体手替り

左からが正年(普通品)、中年、準長年、そして一番→の画像が長年です。
以前は準長年も長年と呼んでいましたが、最近は準長年に分類されるようになりました。
このあたりの年号の各銀貨とも年の字の手替りが多く、
種印 → 極印 → 鋳印 → 実用極印と製作する過程で年の字の五画がよく破損した事が推測されます。

それにしてもこんなに五画を長くする必要があったのか?
職人の自己主張ですかね(笑)。

ここで紹介した以外に年の字の手替りは多数あります。
専門書でご確認下さい。

全てRW氏所有のハイグレード品。


明治31年五十銭銀貨 下切リボン PCGS MS64

明治31年前期と呼ばれているもので枝の切り口が下から切った形になっている品です。
ちなみに明治30年、38年にも上下リボンが 存在し、
30年は上切りが希少品、38年は 上切りがすこし少ないというレベルです。
明治36年五十銭銀貨 平リボン

明治36年前期と呼ばれているものでリボンの上部が平たくなっています。
大変な珍品です。
明治34年、35年にも平リボンと凹リボンが存在します。
34年は半々ぐらい、35年は少し希少品です。

画像の品のグレードはPCGS AU58です。


明治13年二銭銅貨 小三

左側が普通品の正三、右側が希少品の小三です。
比較拡大図で見て頂くと三の字の大きさの違いか判ると思います。
小三の“三”の大きは一銭銅貨の“三”と同じとも言われていますので、比較で掲載しました。
また小三にも(正)小三、右寄小三、伏小三の3種類があります。
拡大画像をご参照下さい。

小三全てN氏所有品。(↑拡大画像は今しばらくお待ちくださいませ。)


竜二銭銅貨 波ウロコ手替り

竜銅貨の全ての波ウロコに手替わりがあります。
全てを掲載できませんので明治14年二銭銅貨に15ウロコB型という珍品があり、
専門書を見ても初心者ではよく判らないので、二銭銅貨の手替りについて掲載しました。
この手替りのポイントはウロコの数と形です。
しかしながら消耗した銅貨が多くて違いが判り辛い。
そこで観察すべきポイントを自分なりに記載 しましたのでご参照下さい。(←画像はしばらくお待ちくださいませ。)
ちなみに私は15ウロコB型は入手したことがありません。
もしかしたら今まで見落として来たかもしれませんね。

15ウロコB型はN氏所有品。


明治14年一銭銅貨 長年

左側が準長年(中年)、右側が希少品の長年です。
比較拡大図で見て頂くと年の字の五画の長さの違いか判ると思いますが、
実際は準長年が非常に多く存在しており、かなり判別の難しい手替わりです。
希少性は非常に高い珍品です。
長年はN氏所有品。


明治8年号貨幣の八の字体手替り

明治8年号のほとんど貨幣の年号を示す“八”の字には正八と大八が存在します。
また一厘銅貨、半銭銅貨と一銭銅貨には広八という変わりものが存在します(一厘銅貨には大八は無いようです)。
その内でも半銭銅貨と一銭銅貨の広八は希少品です。
また、一銭銅貨の大八で“治”の第1画と2画が繋がっていない、1角が点だけのものは“大八無結体”と言って希少品です。


昭和61年10円青銅貨 後期

昭和62年銘から下図のような平等院図案になっているため、
昭和61年銘では後期と呼ばれている現行貨の手替りです。
大きな特徴は拡大図の通りですが、それ以外にも細かな変更がなされています。
プルーフ貨幣の発行を翌年に控えた時期の変更ですので、『試作貨』と言われる方もおられます。
兎に角この時期に大きな改良を余儀なくされた事は確かなようです。希少品です。

『何故変更されたのか平等院の図案』
ご興味のある方はこちらへ。


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